先月から今月上旬にかけては、毎年、大学生のキャリアカウンセリングのご依頼を頂いています。

新3年生が対象の進路相談なので、話題は就職に限らず、とても多様でまさにキャリアの相談。時代の変化も感じられる愉しい時間です。

とはいえ、就職を希望している学生が大半を占めますので、「長所」の言語化サポートをすることが多くあります。長所は、職業（もしくは適職）選びの手がかりにもなりますし、エントリーシートに記載が求められますしね。

最初は「長所といわれても、何も見つからなくて」と言っていた学生さんでも、質問を重ねていくと、ほぼ必ず見つかります。パッと表情が明るくなるので、こちらも嬉しい気持ちになります。どこかで見かけた自己PRをコピペして作り上げた言葉（長所）には、話す側にも聞く側にもフィット感がありませんが、本人の経験談を聞き取る中で見出した言葉には、瞬時に自信が宿ります。

長所の言語化は、自分の過去と未来を肯定し、エンパワーメントする力を持っています。

その言語化を伴走させて頂くのがキャリアカウンセラーの役割の1つです。クライエントさんの表情がパッと明るくなるたびに、いい仕事に出会えた喜びをかみしめています。